Discord、音楽BOT排除の流れへ。Googleからの要請相次ぐ。

 Discordの音楽BOT「Rythm」が、2021年9月15日で、サービスを終了することを発表しました。サービスの終了理由については、「Googleから7日以内のサービス終了の要請があったため」だとされています。

 今年、大手の音楽BOTのサービス終了が発表されるのは二度目のことで、2021年8月30日には、既に「Groovy」がサービス終了をしています。これについても、サービス終了理由は、「Googleから7日以内のサービス終了の要請があったため」だとされていて、「商用利用を行うなどの規約違反」を行ったための要請だとされています。

 このことから、「Rythm」の開発者であるYoav Zimet氏は、技術系ニュースサイト「The Verge」に対し、「いずれこうなることは分かっていました。Groovyが閉鎖されたということは、遅かれ早かれRythmでも同じことが起きるということを意味しているからです。」と述べました。

相次ぐ「音楽BOT」のサービス終了

  • Groovy:Googleからの要請を受け、2021年8月30日にサービス終了。
    • 商用利用を行うなどの規約違反を理由に、7日以内のサービス終了を求めたという。
  • Rythm:Googleからの要請を受け、2021年9月15日にサービス終了。
    • 理由については不明だが、7日以内のサービス終了を求めたという。

 Discord BOTとは、Discord上で個人、団体が提供している非公式コンテンツで、動画内の音声をDiscord内のボイスチャンネルにて、再生することができる機能を持つ、いわゆる「音楽BOT」は多くのユーザーが利用する人気コンテンツの一つとなっています。
しかし、「音楽BOT」は、音源など権利問題を多く抱える問題点があり、いずれ規制の対象とされることはこれまでも予想されてきていました。また、以前にもYouTube側の仕様変更などによって、「音楽BOT」が一時利用できなくなるなどの事象も発生してきましたが、Googleからの直接的な要請は2021年8月の「Groovy」が初めてだと見られています。また、このGoogleからの直接的な要請が複数の「音楽BOT」にて、相次いで発生しているのです。

 Googleが直接的な要請に踏み出した背景には、Discord上でGoogleが展開する予定の「YouTube Together」との競合を懸念しているのではないかという声が上がっています。詳細は明らかにされていませんが、前述した「YouTube Together」でも、動画を複数のユーザーが共有して閲覧できるという点では、これまでと変わらないか、これまで以上のサービスを利用できるようになるかもしれません。今後も、大手の「音楽BOT」が要請の対象となることや、GoogleやDiscordから、何らかの公式発表があり、利用ユーザーが少ない「音楽BOT」までにも規制が広がっていく可能性もあります。

 なお、「Groovy」と「Rythm」は、どちらも「Discord BOTアカウント」や「Discord サーバー」についての削除については触れられておらず、「利用者には引き続き最新情報を注視してほしい」としているほか、「Rythm」は、「既に一年以上前から新たなサービスの開発に取り組んでいる」ともしています。

【お詫び】
 本リリースの公開(2021/09/14 02:31)から、2021/09/14 16:45まで、本リリースの冒頭部分及び抜粋文にて、「Rythm」が「Rhythm」と誤って表記されていました。
お詫びして訂正いたします。

このページは役に立ちましたか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です